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子どもの「手づかみ食べ」はなぜ良いのか?

こんにちは!
助産師さきです♪

 

今回は育児本レポ。

子どもの「手づかみ食べ」はなぜ良いのか?
山口平八 清水フサ子

子どもの「手づかみ食べ」はなぜ良いのか? (IDP新書) [ 山口平八 ]

 

 

著者は、手づかみ食べを推奨する保育園の元園長先生(現在理事)と、保育所や障がい児施設等を経営し子どもの発達に関わる方で、本書はお二人の対談形式になっています。

 

私は離乳食の開始時期や手づかみ食べの時期について、とても興味関心を持っています。

それというのも
少ないケースではあるのですが

病気により産まれた時からずっと胃に直接管で栄養を入れていた子が、成長して口から食べて大丈夫になっても食べることができないケースや

手づかみ食べをさせず親がいつも食べさせていた子で、3歳になっても自分で食べれないというケースがあることに興味深いなぁ感じているからです。

どちらのケースも
言葉や状況が理解できる年齢です。

それでも自分で食べることができないというのは「食べる意欲」「食べたい気持ち」が乏しいためだと思われます。

どちらの子にも共通するのは、赤ちゃんの時期にその行為を行ってこなかったということ。

 

こういった子どものケースから、モンテッソーリ教育でいう「敏感期」のように、適切な時期に習得できなかったことは後々になって習得しようと思っても難しいのではないか?

離乳食を始める時期や手づかみ食べをさせる時期によって、食欲や食べたい意欲に影響がでるのでははいか?

と思い、関連する本があれば読んでみてるんです♪

 

前置きが長くなりましたが・・・

そんな私なので
タイトルで興味を惹かれたのがこの本。

子どもの「手づかみ食べ」はなぜ良いのか?

 

タイトル通り、手づかみ食べが良い理由がたくさん書かれています。

論文など医学的根拠を元に書かれているわけではなく、著者の方が保育をしてきて経験の中で実感していることがメインの内容になります。

そのため、どのくらい信頼性があるのかはわかりませんが、ムスコを例にして照らし合わせてみると「なるほどなー」と納得できることがいくつもありましたのでご紹介したいと思います。

 

手づかみ食べに導くかどうかの大事な期間は、生後8~9か月頃なのかも???

これくらいの時期に「離乳食はお母さんが食べさせてくれるもの」としてしまうと、次に芽生えてくる「自分でやる!」という発達が抑えられてしまうそうなのです。

ムスコの場合、
手づかみ食べを始めたのはまさに8か月目でした。

ムスコは固形物が好きではなく、8か月目でもまだ離乳食初期のようなペーストやマッシュ状の物をメインに食べていました。ところがある日、ムスコの横で私が食パンを食べていたら「なに持ってるのー?!」って感じで手を伸ばしてきたので、試しにちぎって渡してみたんです。

そしたら、じーっと見て

歯固めの感覚で
パクッ!!

アムアムアム。

ヨダレでふやけて
ボロボロでちぎれてきたら
それを、もぐもぐもぐ。

 

た、食べたーーーー!!

それをきっかけに、ペーストやマッシュ状を食べていたのが、イキナリみじん切りをふっとばして手づかみ固形を好んで食べるようになったんです。

子どもの意欲のサインに気づき、良いタイミングで提供してあげる。その大切な時期は8~9か月頃。

ムスコの例では当てはまっていました。

 

離乳食から手づかみ食べをしていると、偏食や少食にならない??

手づかみ食べを推しているこの保育園では、偏食や少食の子がいないそうです。一方、途中入園で入ってきた手づかみ食べをしていない子たちは偏食や少食の子が多いそう。

ムスコの場合。
固形が嫌いで食べられなかったのにつかみ食べをするようになったら一気に食べられるようになりましたし、固形を食べられるようになってもお米だけは苦手で粒があまりないおかゆを食べていたのも、ある日軟飯でおやきを作って手づかみで食べさせてみたら一気に普通の軟飯も食べられるようになりました。

「自分の手で意欲的に食べる」ということは食欲に影響し、それが偏食や少食の予防になる可能性は確かにあるのかもしれません。

 

手づかみ食べは、自己肯定感にも繋がる??

「自分で食べたい!」とせっかく芽生えてきた意欲を「汚れるからだめ」「お母さんがやった方がいいの」という感じで親がいつも食べさせていると、子どもは自分が否定された気持ちになってしまうとのこと。

自分がやりたいことを、一番信頼している人に認めてもらえないわけですから、自分に自信がもてなかったり、自分のする行動に価値がみいだせないことに繋がるそうです。

 

ちょうどこの本を読んでいる時期に、保育園見学に行ったんですが、そこの保育士さんからも0歳の赤ちゃんへのかかわり方はすでに「自己肯定感」に繋がっているというお話を聞きました。

まだ言葉が離せない時期の子どもの中には、言葉の代わりの表現として「噛みつき」をする子がいるそうなんですがそれは普通の行動で、言葉が話せるようになるとやらなくなるとのこと。

しかし自己肯定感が低い子はお友達から何かアクションをされたときに自分に自信がないので「いじわるをされた」と捉えがちになってしまい、そのストレスで話せる年齢になっても噛みつきがなくならないということがあるそうなんです。

2歳や3歳ですでに自己肯定感はできあがっているから、それを育ててあげるためには赤ちゃん期が1番大事なのよ、と教えてもらったところでした。

そう思うと、手づかみ食べは育児の中のほんの一部分とはいえ、「自分でやりたい!」という気持ちを食を通して尊重してあげる大切なことなのかもしれません。

 

手づかみ食べだけじゃない!

この本のいいなーと思ったところの一つは、手づかみ食べを推しつつその先のスプーン食べやお箸への段階も書いてくれていることです。

わが家の10か月のムスコは現在つかみ食べが大好きなんですが、それをスプーン食べに移行していくためにはどのようなところに気をつけたらいいのか。いつ頃が目安なのか。についても詳しく書いてあったのでとても参考になりました!

 

しかし、当てはまっていないところも

うつ伏せで頭を持ち上げた状態で上半身を動かすことは、あごの筋肉の発達にもつながるため、ズリバイやハイハイが少ない子は噛む力が弱いと書かれています。

しかし、ここだけは当てはまらないなーと思いました。というのも、うちはベビーゲートを作っていないため、キッチン、リビング、廊下、洗面所など家中をズリバイで活発に動いているのですが(もちろん、危なくないように常に見守っていますよ!)現在噛む力は弱めです。噛んでも飲み込めずにオエッとしてしまうので、誤嚥しないよう手づかみ食べの硬さにはいつも気を配っています。

これから強くなっていくのかもしれませんが、ハイハイと噛む力の関係についてはまだなんともいえない感じ。他にも「断乳は1歳がいい」など少し考えが偏っていると感じる部分もあったため、この本がすべて正しい!こうなんだ!というよりは、こんな考えもあるんだな。ふむふむ。興味深いなー!という感じで参考にしましたよ♪

 

手づかみ食べは大切♡でも強制はしないでね!

8~9か月目が手づかみ食べに導く準備期間。そして「自分で!」と手づかみ食べをするようになるのは10か月すぎだそうです。

ここまで読むと、8~9か月になったら手づかみ食べをさせ始めなきゃ!と思うかもしれません。しかし強制してはいけないということがこの本には書かれています。

そこはさすが!
手づかみ食べを推奨している保育園の先生だけあって、手づかみを促すコツを書いてくれていますし

発達というのはかなりの個人差がありますので、8~9か月という月齢の数字にとらわれない「手づかみ食べがそろそろできるなーという体の成長サイン」も書いてくれてあります!

 

  • これから離乳食を始めるママさん
  • 手づかみ食べをしないなーと思ってるママさん
  • スプーンやお箸はいつから?と発達の目安が気になるママさん

そんな方にオススメの面白かった本です!

文字が多めなので普段本を読まない方は一気に読もうとするのではなく、子どもの発達に合わせて「まずは手づかみ食べのところを」「手づかみができるようになったから次はスプーンのところを」という感じで、合うところだけを読んでいくといいかもしれません。

 

  • 子どもが積極的に食べない
  • 集中せず遊んでしまう
  • 好き嫌いが多い

そんな悩みにも答えてくれています!気になる方はぜひ本書を読まれてみてくださいね♪

 

子どもの「手づかみ食べ」はなぜ良いのか? (IDP新書) [ 山口平八 ]

価格:864円
(2019/4/8 12:37時点)

 

おまけ

わが家で使っているこのハイチェア!
手づかみ食べでグチャグチャにされてもテーブルが外せて丸洗いできるので、手づかみ食べに最適です!!!

ほんっっっとーにオススメ♡
レビューもいいのでよかったら見てみてくださいね!

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感想(342件)

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